AIコスプレイヤーを生成したい!
どうやって生成できるの?
CivitAIなどからリアル風(実写)が生成できるモデルと、アニメキャラの特徴で生成できるLoRAモデルを組み合わせることでAIコスプレイヤーを生成することが出来ます。
この記事では、Stable Diffusionを使ってアニメキャラであるレムとウマ娘のコスプレをしたAIコスプレイヤーの作り方について解説します。
モデルをダウンロードする
最初にリアル風(実写)の画像生成に向いている「chilled remix」のCheckpointモデルからダウンロードします。
別のCheckpointモデルを使用する人は飛ばしてください。
以下のURLにアクセスしてください。
「Files and versions」をクリックしてください。
ローカルの方は「chilled_remix_v2.safetensors」の右側にあるダウンロードアイコンをクリックしてダウンロードしてください。
「models/Stable-diffusion/」の中にファイルを入れてください。
Google Colabの方はダウンロードURLが必要なので、ダウンロードアイコンにマウスカーソルを合わせてから右クリックしてください。
Google Chromeの場合ですが、「リンクのアドレスをコピー」をクリックしてダウンロードURLをコピーしてください。
コピーしたURLはGoogle Colab内のコードで使用するので、メモ帳などに一旦ペーストしておいてください。
次はCIVITAIにあるレムのモデルを配布しているURLにアクセスしてください。
ローカルの方は、右側にある「Download」ボタンをクリックしてダウンロードしてください。
「models/Lora/」の中にファイルを入れてください。
Google Colabの方は「Download」にマウスカーソルを合わせてから右クリックしてください。
Google Chromeの場合は「リンクのアドレスをコピー」をクリックしてください。
コピーしたらメモ帳などにペーストしておいてください。
次はCivitAIにあるウマ娘のモデルを配布しているURLにアクセスしてダウンロードしてください。
ローカルの方は同じように「models/Lora/」の中にファイルを入れてください。
Google Colabの方は、レムのダウンロードURLをコピーしたように、先ほどと全く同じ手順でダウンロードURLをコピーしてください。
こちらもメモ帳にペーストしておいてください。
コードを追加する(Google Colab)
Google Colabの方は「chilled remix」「レム」「ウマ娘」の3つのモデルを使用するコードを記載していきます。
Google Colabにアクセスしてから、左上にある「ファイル」をクリックして「ノートブックを新規作成」をクリックしてください。
「編集」をクリックしてから「ノートブックの設定」を押してください。
ハードウェア アクセラレータにある「GPU」を選択してから「保存」を押してください。
最初に「chilled remix」を使用するためのコードを作成します。
先ほどの「chilled remix」のダウンロードURLを赤字の部分にペーストしてください。
!wget (ダウンロードURL) -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/chilled_remix.safetensors
ペースト後は以下のようになっているとOKです。
!wget https://huggingface.co/sazyou-roukaku/chilled_remix/resolve/main/chilled_remix_v2.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/chilled_remix.safetensors
以下の赤字になっている部分はモデルのファイル名になっているのですが、自由に名前を変更しても構いません。(この例では「chilled_remix」のモデル名が分かりやすいので記載しています)
!wget https://huggingface.co/sazyou-roukaku/chilled_remix/resolve/main/chilled_remix_v2.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/chilled_remix.safetensors
次はLoraモデルのファイルを入れるために、フォルダ(ディレクトリ)を作成するコードを記載する必要があります。
そのコードを予め記載しておかないとLoraモデルのファイルが入れれないため、そのままコードが飛ばされてLoraモデルを使用することができません。
Loraモデルを入れるためのディレクトリ作成のコードは以下になります。
赤字部分にある「Lora」はフォルダを作成する名前になっています。
#Loraモデルを入れるためのディレクトリの作成
%mkdir -p /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/
次はレムを使用するためのコードを記載します。
先ほどの例で示した「chilled remix」と同じように、レムのダウンロードURLも赤字部分にペーストしてください。
!wget (ダウンロードURL) -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/rem-rezero_2.safetensors
ウマ娘も同様に行ってください。
!wget (ダウンロードURL) -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/umamusume_all_in_one.safetensors
作成したモデルコードを記載すると、上から順番に以下の画像のようになります。
①chilled_remixのコード
②Loraモデルファイルを入れるためのLoraフォルダ(ディレクトリ)の作成
③レムのコード
④ウマ娘のコード
記載したら左上にある実行ボタンをクリックしてください。
コードが分からない人は、以下に「chilled remix」「レム」「ウマ娘」とStable Diffusion Web UIを起動するまでの全てのコードを記載しているのでコピペして参考にしてください。
!pip install -q torch==2.0.0+cu118 torchvision==0.15.1+cu118 torchaudio==2.0.1+cu118 torchtext==0.15.1 torchdata==0.6.0 --extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118 -U
!pip install -q xformers==0.0.19 triton==2.0.0 -U
#automatic1111 stable diffusion web uiのダウンロード
!git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
%cd /content/stable-diffusion-webui
#hugging faceのサイトからchilled_remixのダウンロード
!wget https://huggingface.co/sazyou-roukaku/chilled_remix/resolve/main/chilled_remix_v2.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion/chilled_remix.safetensors
#Loraモデルを入れるためのディレクトリの作成
%mkdir -p /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/
#Rem レム / Re:Zero
!wget https://civitai.com/api/download/models/151467 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/rem-rezero_2.safetensors
#UmaMusume All In One LoRA 【Lycorisモデル】
!wget https://civitai.com/api/download/models/108113 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/umamusume_all_in_one.safetensors
#stable diffusion web uiの起動
!python launch.py --share --xformers --enable-insecure-extension-access
実行ボタンを押してから数十分後、コードの一番下付近に「gradio.live」と書かれたURLが表示されるのでクリックしてからStable Diffusion Web UIを起動してください。
レムを生成する
Stable Diffusion Web UIを起動したらレムを生成するための、プロンプトとネガティブプロンプトを記載していきます。
レムを生成するためのプロンプトはCIVITAIで配布しているモデルのURLにある画像から参考にして生成するといいでしょう。
説明欄では、レムを作成するための髪飾りや服装などに関するプロンプト内容が記載されているので参照しましょう。
この例では、プロンプトとネガティブプロンプトの内容を以下のように記載したので参考にしてみてください。
「Sampling steps」はリアル風ですと、「40」以上に設定することで良い結果になりやすい傾向にあるので「40」に設定しています。
Hires.fix項目の右側にある逆三角形部分をクリックして、Hires.fixを使用して高解像になるように設定しています。
設定が完了したら右上にある「Generate」ボタンを押して画像生成してください。
以下の画像は生成した結果になります。
このようにレムのコスプレをしたAIコスプレイヤーを生成することが出来ます。
ウマ娘を生成する
次はウマ娘のスペシャルウィークのキャラクターを生成してみます。
プロンプトとネガティブプロンプト内容は以下で記載しています。
以下は画像生成した結果になります。
スペシャルウィークのコスプレをしたAIコスプレイヤーを上手く生成することが出来ました。
プロンプト内に「smile」の呪文がないと、やる気のなさそうなスペシャルウィークが生成されたりする場合があります。
まとめ
以上でAIコスプレイヤーの作り方について解説しました。
・リアル風(実写)のモデルと、アニメキャラが生成できるLoRAモデルを組み合わせるとAIコスプレイヤーを生成することができる
・AIコスプレイヤーを生成する場合は、モデルを配布しているURLからプロンプト内容を参考にする
この記事を参考にして他のAIコスプレイヤーも生成してみてください!