誤字脱字を修正させたい…
文章校正させるにはどうしたらいいの?
文章を書く際、誤字や脱字は避けたいものですが、長文になってくると見落としてしまうことが多いものですよね。
正確で読みやすい文章は、伝えたいメッセージを的確に届けるために不可欠です。
ChatGPTを使用することで、簡単に誤字脱字チェックや文章の流れを改善することができます。
・誤字脱字を確認して修正する時間を短縮できる
・外注する必要がなくなる
この記事では、ChatGPTに誤字脱字のチェック・文章校正させる方法について解説します。
ChatGPTで文章校正をさせるメリットとは?
ChatGPTで文章校正させることによって、次の3つのメリットがあります。
1.時間を短縮できる
文章校正は非常に重要な作業ですが、その時間は予想以上にかかることがあります。
ChatGPTを利用することで、校正にかかる時間を大幅に短縮することが出来ます。
例えば、長文のリライトや細かな文法チェックを手作業で行う場合、意外と多くの時間を消費してしまいます。
ChatGPTに依頼することで、瞬時に文の構造や言葉遣いをチェックし、適切な修正案を提示してくれるため
執筆者はより多くの時間を他の作業に充てることができます。
また、特に締切が迫った場合には、迅速な校正が求められることが多いです。
ChatGPTは迅速な対応が可能なので、執筆者はプレッシャーを感じることなく
安心して記事を提出することができるでしょう。
このように、校正の迅速化は、執筆者のストレスを軽減し、効率的な作業を可能にするのです。
さらに
ChatGPTは一度に複数の文書を処理することができるため、特に大量のコンテンツを扱う場合に有利です!
これにより、全体のプロジェクトの進行がスムーズになり、納期を守ることが容易になります。
最終的には、執筆者は質の高いコンテンツを短時間で提供できるようになるため、顧客の満足度も向上するでしょう。
2.外注する必要がなくなる
校正作業を外注することは、コスト面やコミュニケーションの手間を考えると必ずしも効率的とは言えません。
特に小規模な企業や個人事業主の場合、外部の校正者に依頼することは経済的負担となることが多いです。
そこで
ChatGPTを活用することで、外注の必要がなくなり、コストを大幅に削減できます。
外注の場合、依頼先とのやり取りや納期の調整が必要ですが、ChatGPTを利用すればその手間が一切省けます。
執筆者は自分のペースで校正を進めることができ、必要な時にすぐにフィードバックを受けることができます。
このように、外注のプロセスを省くことで、より効率的に作業を進めることが可能となります。
また、外部の校正者に依存しないことで、コンテンツの機密性が保たれるというメリットもあります。
外注すると、依頼した内容が他の人に知られるリスクが伴いますが
ChatGPTであればプライバシーを気にせずに使用できます。
外注すると、依頼した内容が他の人に知られるリスクが伴いますが
ChatGPTであればプライバシーを気にせずに使用できます。
さらに、文章の内容やスタイルに関する指示を柔軟に与えられるため
自分の意図に沿った校正が実現しやすくなります。
これにより、執筆者は自分のメッセージを正確に伝えることが可能になります。
3.読みやすくさせることが出来る
どれだけ素晴らしい内容を持っていても、読み手にとって理解しやすいものでなければ
その価値は半減してしまいます。
ChatGPTを利用することで、文の構造や表現を改善し、全体的な読みやすさを向上することができます。
読みやすさを向上させることで、読者は内容に集中しやすくなり、メッセージが効果的に伝わるようになります。
ChatGPTは、効果的な見出しや段落構成の提案を行うことができ、文章の流れを改善するため
読者が飽きずに最後まで読むことができる文章を作成することが可能です。
結果として、より多くの人々に影響を与えるコンテンツを提供でき
認知度や信頼性を高めることに繋がるでしょう。
誤字脱字の修正(文章校正)プロンプト
文章校正させる方法として、以下のプロンプト内容があります。
あなたはプロの校正者・校閲者です。
次の条件を守って、「入力:」の後にある文章を校正してください。
・誤字脱字がないなら、「無し」の文字だけ回答する。
入力:
(ここにテキストを入力する)
この例では、上記のプロンプトを使用して誤字脱字をチェックさせて文章校正させてみます。
チャット画面を開いたらプロンプト内容をコピペします。
「入力:」の後にチェックさせる文章を入れてから送信します。
修正前と修正後の比較結果
プロンプトを入力して修正した比較結果が以下になります。
以下は無料でも利用できる「GPT-4 mini」での結果です。
赤いラインは間違っている部分なのですが、全て文章校正することが出来ています。
以下は「GPT-4o」で修正した結果です。
こちらも同様に文章校正できています。
以下の画像のように、誤字脱字のない正確な文章で送信した場合は
ChatGPTに「無し」とだけ回答するようにしています。
回答を出した時に途中で止まってしまう場合は、
分割して文章校正させるようにしてください。
(回答には文字数の上限があります)
間違いを指摘させる方法
間違った場所を明確に指摘させたい場合は
以下の画像のように、プロンプトの条件場所に「修正した内容の後に間違った部分を指摘する」と入力することで可能になります。
文章修正後に、どの文章を修正したかを明確に把握することができていますね。
漢字の閉じ開きをさせる方法
漢字の閉じ開きを修正させたい場合は
以下の画像のように、プロンプトの条件場所に「漢字の閉じ開きを修正する」と入力することで可能です。
「事→こと」「出来→でき」で漢字が開いており、読みやすくなっています。
こちらは「GPT-4o」を使用して生成した結果になっています。
こちらは「GPT-4o mini」を使用して生成した結果になります。
「出来→でき」に漢字が開いていません。
「GPT-4o」の方が「GPT-4o mini」よりも意図した回答の精度が高いので、「GPT-4o」の使用を推奨します!
長文で文章校正させる場合の注意点
ChatGPTを使って長文の文章を校正する際には、いくつかの重要な注意点があります。
ChatGPTは強力なAIツールですが、効果的に活用するためにはその特性や限界を理解し
適切に使いこなすことが求められます。
ここでは、ChatGPTで長文を校正する際の注意点について詳しく解説します。
1. 文脈を補完する必要がある
ChatGPTは高度な言語モデルとして、文法的な誤りやスタイルの問題を迅速に検出し
修正を提案することができます。
しかし、ChatGPTは長文になると全体の流れを完全に把握できないことがあるため
校正の結果が文脈と合わなくなる可能性があります。
ですから、ChatGPTの校正提案をそのまま受け入れるのではなく
文章の全体的な流れを意識しながら、修正案を確認する必要があります。
特に専門的なトピックや、複雑な内容の文章においては
内容の整合性や正確性を担保するために、人間の判断を補完的に使うことが重要です。
2. 筆者の書き方の一貫性に注意する
筆者の書き方が一貫していることは、読みやすさや説得力を維持する上で非常に重要です。
ChatGPTは文法や表現の修正を行う際、無意識のうちに筆者の意図した書き方を変えてしまうことがあります。
例として以下の画像のように
修正前は、文の最後に「〜なのだ」「〜のですよ」という書き方にしていますが
修正後は、「〜です」「〜ます」に修正されてしまう場合があります。
このように、ChatGPTが提案する修正が筆者の書き方のスタイルと一致しない場合があります。
校正の際は、修正後の文章が元の文体のスタイルと整合しているかどうかを確認することが必要です。
3. 情報の正確性を確保する
ChatGPTが生成する回答は
必ずしも正確な情報や適切な意味合いを含むものではありません。
事実に基づいた文章やデータの主張が含まれる場合、
修正が不正確な情報や意味を持つものに変わってしまうリスクがあるのです。
そのため、ChatGPTが提示する修正案が正確かつ信頼できるものか確認することが重要です。
4. 適切なプロンプトを入力することが重要
ChatGPTは、ユーザーの入力内容に基づいて校正を行いますが、より効果的な校正を行うためには
ユーザー側が適切なプロンプトを記載することが重要です。
例えば、以下の画像では
「語尾に”なのだ”の口調に記載する」「漢字の閉じ開きを修正する」の条件を追加して生成した結果です。
このように、具体的な条件を提示することで、ChatGPTはその意図に沿った校正を行うことができます。
文章校正してくれるGPTsを4選ご紹介!
現在GPTs(Generative Pretrained Transformers)は多くあり
文章校正してくれるものまでリリースされています。
そこで今回は、文章校正を得意とするGPTsを3つ厳選して紹介します。
効率的に文章校正したい方は、ぜひ利用してみてください!
文章校正AI
文章校正AIでは、以下の画像のように、校正する文章を貼り付けて送信するだけで
修正した文章を太字で出力してくれるので非常に分かりやいです。
修正後は、どこを修正したのかを詳しく伝えてくれます。
また、漢字の閉じ開きまでしてくれるため、分かりやすい文章になります
文章校正ができるGPTsで1番おすすめですよ!
日本語校正
日本語校正も、修正した文章を太字で示してくれます。
こちらも「文章校正AI」のGPTsと同じように、修正した場所を分かりやすく伝えてくれます。
漢字の閉じ開きも修正します。
文章校正屋さん
文章校正屋さんは、修正後の文章がより自然な表現にしてくれるので、ぜひ利用してみてください!
まとめ
文章校正させる方法について解説しました。
ChatGPTでは、適切なプロンプトを入れないと上手く文章校正できない場合があります。
また、「GPT-4o mini」では出来ないのに「GPT-4o」ではできる場合があるため
「GPT-4o」を使用した方がいいです。
今回紹介したプロンプト内容を参考にして、文章校正してみてください!