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ワイルドカードって何?
使い方を教えて!
ワイルドカードは呪文をランダムで画像生成させたい時に使用します。
1度に複数枚の画像生成をする時に
毎回ランダムで髪色を変えたり、服装を変えたりしたい場合におすすめの機能となっています。
この記事では、ワイルドカードの使い方について解説します。
ワイルドカードとは?
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ワイルドカードとは簡単に説明すると、以下の画像のように呪文が1つ以上ファイルの中に入っていることを指します。
ワイルドカードは、呪文を入れるパックのような物です。
「Wildcards file」は、ワイルドカードのファイル名になります。(ワイルドカードと言います)
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例として、「Wildcards file」の名前である「__devikkw/attire/attire_headwear」をコピーしてから
プロンプト内にペーストして、「Generate」ボタンを押して画像生成することで
「File editor」内にある呪文がランダムで1つ選ばれて画像生成されます。
毎回ランダムな呪文で画像生成させたい場合に、ワイルドカードは便利な機能となっています!
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他にもワイルドカードは多く用意されており
別のワイルドカードをクリックすることで、「File editor」内に違った呪文が多く入っています。
花飾りだけに関した呪文だけが入っているワイルドカードや、耳飾りだけに関したワイルドカードなどがあり
これらをランダムで生成することで、違ったバリエーションの画像生成をすることが出来ます。
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Dynamics Promptsを導入する
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ワイルドカードを使う場合は、拡張機能である「Dynamics Prompts」を導入する必要があります。
導入方法は、右上にある「Extensions」をクリックしてください。
「Available」をクリックしてから「Load from:」ボタンを押してください。
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検索内に「dynamics prompts」と入力してください。
「Dynamic Prompts prompting」の右側にある「Install」ボタンを押してインストールしてください。

「Installed」をクリックしてください。
「sd-dynamic-prompts」がインストールされているか確認してください。

「Settings」をクリックしてから「Reload UI」ボタンを押してStable Diffusion Web UIを再起動してください。

再起動して下にスクロールすると「Dynamic Prompts」が追加されているので右側にある逆三角形の部分をクリックして開いてください。
「Dynamic Prompts enabled」にチェックを入れて使用状況にしてください。

さらに詳しくDynamics Promptsの導入方法と使い方に知りたい人は、以下の記事で解説しているので読んでみてください。
ワイルドカードを使用して画像生成する
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Dynamics Promptsを導入すると上部にある「Wildcards Manager」タブが追加されているのでクリックしてください。
「Select a collection」内をクリックしてください。
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コレクションが色々ありますが、今回の例では「devilkkw」を選択してください。

「Copy collection」ボタンを押すことで上部に「devikkw」のコレクションが追加されます。

以下の画像のように「devikkw」→「attire」をクリックすると多くのワイルドカードが表示されます。
その中から「devilkkw/attire/attire_headwear」のワイルドカードをクリックしてください。
右側に「__devilkkw/attire/attire_headwear__」のワイルドカードファイル名が記載されます。
「__devilkkw/attire/attire_headwear__」ファイル内では呪文(プロンプト)が一覧で表示されます。

一番最初にも伝えていますが、ワイルドカードのファイル名をコピーして、プロンプト内にペーストしてから画像生成することで、「File editor」内にある呪文がランダムで選ばれて生成されます。

プロンプト内にワイルドカード名をペーストしてから
「Generate」ボタンをクリックして画像生成してみます。

画像生成した後にパラメーター情報内にあるプロンプトを確認すると
「headband」の呪文が選ばれて画像生成されています。
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「headband」の呪文は、プロンプト内にペーストした「__devilkkw/attire/attire_headwear__」のワイルドカードの中に入っています。
「File editor」内にある複数の呪文の中から「headband」が選ばれて画像生成されていたわけです。
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複数枚の画像生成をした時に同じプロンプト内容ですと似たような画像生成になりますが
ワイルドカードを使うことで毎回複数の呪文の中からランダムに選ばせて画像生成させることが出来るので
一度に複数枚の生成で違ったバリエーションにさせたい人におすすめの機能です。
まとめ
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ワイルドカードの使い方について解説しました。
ワイルドカードは多くの呪文を入れるパックのようなものです。
ワイルドカードを使用すると、入れた呪文の中から生成する度にランダムに1つ選んで生成させることができます。
毎回違ったバリエーションで生成させたい時に使用してみてください!