「手の指が1本多いので、その部分だけを削除したい…」
「特定の物を削除したい…」
と困っていませんか?
画像全体の質は良いのに
手の指の本数が1つ多くてボツになってしまった…ということはよくありますよね。
そんな時に!
「Lama Cleaner」を使うことによって一部を削除することが出来るので解決します。
以下の画像のように、1本多い手の指を消すことができます。
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綺麗に消すことができるので、是非記事を参考にして「Lama Cleaner」を利用してみてください。
この記事では、画像の一部を消すことが出来る「Lama Cleaner」の使い方について解説します。
Lama Cleanerとは
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Lama Cleanerは、画像の編集や修正を簡単に行うことができるソフトウェアです。
画像の中で不要な部分を消したり、自然な形で修正したりするために使われます。
このソフトは、AI(人工知能)の技術を活用しており、消したい部分を選ぶだけで、
周りの背景と自然に調和するように自動で補正してくれます。
たとえば、旅行写真で知らない人が写り込んでしまったとき、その人を選んで消すと、
周りの景色と違和感なくつなげることができます。
専門的な知識がなくても、簡単な操作でプロのような画像編集が可能になるのがLama Cleanerの大きな特徴です。
Lama Cleanerは、個人利用から商業目的まで幅広く利用できます。
写真やデザインの仕事をしている人だけでなく、趣味で画像編集を楽しみたい人にもおすすめです。
このソフトを使うことで、誰でも手軽に高品質な画像修正ができるようになります。
Lama Cleanerにアクセスする
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Lama Cleanerは、Stable Diffusion Web UIの拡張機能にもありますが
エラーが多く使えない場合があるので、Hugging Faceから使用できるLama Cleanerを推奨します。
ですから、今回の例ではHugging FaceにあるLama Cleanerを使った方法で解説します。
以下にあるLama Cleanerのリンクにアクセスしてください。
Lama Cleanerの使い方
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ここでは、Lama Cleanerの使い方について解説します。
画像をアップロード
真ん中の部分をクリックするか、ドラッグ&ドロップしてから画像をアップロードしてください。
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手動削除に変更する
右上にある「設定」をクリックしてください。
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「Manual Inpainting Mode」の右側にあるトグルをオンにしてください。
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オンにすることによって、右下にある「Run Inpainting」のアイコンを追加することができます。
「Manual Inpainting Mode」がオフの場合は、消したい部分をマスクした後に自動で削除が始まるのですが
オンにすると、手動に変わります。
消したい部分をマスクした後に、追加されている「Run Inpainting」をクリックすると
削除を開始することができるのでオンの設定の方がいいです。
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物を消す方法
この例では、以下の画像にある左下のノート部分を削除してみます。
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以下の画像のように、「Brush」項目にあるスライダーでブラシの大きさを調整します。
ブラシを使って左下にあるノートの部分を塗りつぶします。
塗りつぶした部分は黄色になっています。
「Run Inpainting」ボタンをクリックしてください。
点滅を繰り返した後に少し経ってからノート部分が削除されます。
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以下の画像では、「元画像」と「削除後」を比較した結果になります。
左下にあるノートを自然に消すことが出来ています。
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下部にある「ダウンロードアイコン」をクリックすることで画像を保存出来ます。
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左上にある「サイクルアイコン」にカーソルを合わせると
マスクしていた部分を確認することができます。
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余分な指を消す方法
次は、指の本数が余分に多い部分を削除してみます。
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画面内でマウスホイールを使用することで、拡大・縮小できるので削除したい部分を拡大します。
余分な指の部分だけを塗りつぶしてから「Run Inpainting」ボタンをクリックします。
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以下の画像のように、余分な指の部分を消すことが出来ました。
ですが、少しだけ赤い部分がぼやけて残っているので削除してみます。
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赤かった部分を塗りつぶしてから、再度「Run Inpainting」ボタンをクリックします。
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赤かった部分を綺麗に削除することが出来ました。
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以下の画像は、「元画像」と「削除後」の比較結果になります。
多かった指の部分を綺麗に消すことが出来ました。
このようにLama Cleanerでは一部を削除することが出来るので、是非参考にして使用してみてください。
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まとめ
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Lama Cleanerの導入方法と使い方について解説しました。
現状では、Stable Diffusion Web UIに拡張機能として「Lama Cleaner」はありますが
エラーが多く使えないので、Hugging Faceから使用できる「Lama Cleaner」を使用した方がいいです。
Lama Cleanerは簡単に一部を消すことが出来るのでおすすめです。
余分な手の指が生成されて削除したい時などに、ぜひLama Cleanerを活用してみてください。