「Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)で
QRコードがついたAIイラストを生成したいけど
どうやって作成できるのか分からない…」
と困っていませんか?
QRコードのAIイラストを生成したい場合は
Quick QR ArtのサイトでQRコードの画像を作成してから
ControlNetを利用して「QR Code Monster」と呼ばれるモデルを使用することで可能になります。
QRコードのAIイラストを生成することで
SNSやビジネスなど、様々な場所で活用することが出来るので
是非記事を参考にして作成してみてください!
この記事では、QRコードのAIイラストを生成する方法について解説します。
ControlNetが必要なので、予め導入しておいてください。
ControlNetの導入方法が分からない人は、こちらの記事で解説しているので読んでみてください。
Quick QR ArtでQRコードを作成する
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最初にQRコードの画像を作成する必要があります。
無料でQRコードを作成できる「Quick QR Art」にアクセスしてください。
Quick QR Artのサイト内でもQRコードのAIイラストを生成することが出来ますが
今回はStable Diffusion Web UI内で生成します。
Quick QR ArtでQRコードがついたAIイラストを生成する方法については
以下の記事で解説しているので、こちらも良ければ読んでみてください。
アクセスしたら、下にスクロールしてから「Classic QR Code」をクリックしてください。

今回の例では、QRコードを読み込むと入力したURLに飛ばすことが出来るQRコードを作成します。
「Link」をクリックしてから、「URL」内にアクセスさせるURLを入力してください。
入力後に右側でQRコードが作成されます。
「Save」ボタンを押してください。

左下にあるアイコンをクリックすると
PNG形式で画像をダウンロードします。

QR Code Monsterモデルを導入する
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QRコードを作成したら
ControlNet内でQRコードのAIイラストを生成するための
「QR Code Monster」モデルをダウンロードします。
以下のHugging Faceのリンクにアクセスしてください。
アクセスしたら「Files and versions」をクリックしてください。
「control_v1p_sd15_qrcode_monster.safetensors」の右側にある「ダウンロードアイコン」をクリックすることで
ファイルをダウンロードすることが出来ます。
ローカル環境の方は、ファイルを「controlnet/models/」の中に入れてください。
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Google Colabを使用している人は
以下のコードをコピペすることで「QR Code Monster」モデルを導入することが出来るので参考にしてください。
!wget https://huggingface.co/monster-labs/control_v1p_sd15_qrcode_monster/resolve/main/control_v1p_sd15_qrcode_monster.safetensors -O /content/stable-diffusion-webui/extensions/sd-webui-controlnet/models/control_v1p_sd15_qrcode_monster.safetensors
QRコードのAIイラストを作成する
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ControlNetと「QR Code Monster」モデルを導入してStable Diffusion Web UIを起動したら
「ControlNet」の右側にある逆三角形の部分をクリックして開いてください。
「Single Image」内をクリックしてから
先ほど作成したQRコードの画像をアップロードしてください。

「Enable」にチェックを入れてControlNetを有効にしてください。

「Preprocessor」項目で「none」にしてから
「Model」項目内で、導入した「control_v1p_sd15_qrcode_monster」を選択してください。

モデルによって違う可能性がありますが
「1.7」以下ですとQRコードが読み込めない場合が多いので、参考にして画像生成してください。

以下の画像では、Control Weightの数値を「1」「1.5」「2」で生成した結果になります。
「1」ではQRコードっぽさがほとんどなく、AIイラスト感が強めで生成されており、QRコードは読み込めませんでした。
「1.5」ではQRコードっぽさがあるものの、QRコードは読み込めませんでした。
「2」ではQRコードを読み込めるAIイラスト作品となっています。
数値が大きくなるほど、QRコード感が強くなります。
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以下の画像では、人物で生成した結果になります。
良い感じにQRアート作品が出来ています。

こちらは風景の画像で生成した結果になります。
人物よりも上手くQRコードが溶け込んでおり、読み込むことも可能です。
人物と風景どちらでも良いQRアート作品が出来るので、生成して活用してみてください。

まとめ

Stable DiffusionでQRコードがついたAIイラストを生成する方法について解説しました。
Quick QR ArtでQRコードの画像を作成してから
ControlNet内で「QR Code Monster」モデルを使用することで
QRアートを生成することが出来ます。
是非参考にしてQRアートを作成してみてください。