Stable DiffusionでLoRAを作成して追加学習できる!sd-webui-train-toolsの使い方

Stable Diffusion

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「LoRAを自作で作成したいけど、どうやったらいいのか分からない…」

と困っていませんか?



画像を学習させてLoRAを作成したい場合は

Stable Diffusion Web UI内で作成できる

「sd-webui-train-tools」の拡張機能を利用しましょう。


簡単にLoRAを作成して使用することが出来るのでおすすめの方法です。



この記事では、「sd-webui-train-tools」の使い方について解説します。


この記事のメリット!

・LoRAを自作で作成できるようになる



Stable Diffusion Web UIをダウングレードする必要がある


「sd-webui-train-tools」の拡張機能を利用する場合

Stable Diffusion Web UI V1.7.0以降では作成時にエラーが出てしまうので使えません。




ですから使用する場合は

Stable Diffusion Web UIをダウングレードさせる必要があります。



以下のリンクから、Stable Diffusion Web UIの配布場所にアクセスしてください。

GitHub - AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui: Stable Diffusion web UI
Stable Diffusion web UI. Contribute to AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui development by creating an account on GitHub...




ダウングレードやアップグレードを行う場合は

Stable Diffusion Web UI配布場所にある「Commits」をクリックします。




右側にある番号がCommit ID(Commit hash)となっており

一番上にあるほど更新日時が新しくなっています。

コピーアイコンをクリックすることでCommit IDをコピーできます。

過去にあるCommit IDを使用することで、ダウングレードすることができます。




この例では、以下のリンクにアクセスしたところにある

Commit ID(Commit hash)が「80752f4」のファイルを使用します。

「80752f4」のCommit ID(Commit hash)を使用することで

「sd-webui-train-tools」の拡張機能を利用できるようになります。




Google ColabやPaperspaceを利用している方は

Stable Diffusion Web UIをダウンロードしたコードの後に

以下のコードを追加して入れると

ダウングレードさせることができるので参考にしてください。
(コード内に「sd-webui-train-tools」が使用できるCommit IDを記載しています)

・Google Colabの場合

#Stable Diffusion Web UIのダウングレード
%cd /content/stable-diffusion-webui/
!git checkout 80752f43b22acd85bf6ab54b2e4788f144a0c813


・Paperspaceの場合

%cd /notebooks/stable-diffusion-webui/
!git checkout 80752f43b22acd85bf6ab54b2e4788f144a0c813



ダウングレードさせてStable Diffusion Web UIを起動した後に、

一番下にある左部分が「python 3.10.13」になっていたら使用できます。



sd-webui-train-toolsの導入方法


ダウングレードしたら「sd-webui-train-tools」を導入していきます。


上部にある「Extensions」をクリックしてから、

「Install from URL」を選択してください。



「URL for extension’s git repository」内に

https://github.com/liasece/sd-webui-train-tools」を入れてから

「Install」ボタンをクリックしてください。




「Installed」をクリックしてから

「sd-webui-train-tools」がインストールされているか確認してください。




「Settings」をクリックしてから

「Reload UI」ボタンをクリックして、Stable Diffusion Web UIを再起動すると導入完了です。


Train Toolsの使い方


「Train Tools」をクリックしてから、

「Create Project」をクリックしてください。




「Project name(Loraの名前)」を入力してから

「OK」をクリックしてください。




「Create Version」をクリックしてから

「Version name」を入力して「OK」をクリックしてください。

(初期ではv1と入力されているので、そのままでいいと思います)



入力後、下部に設定項目が追加されます。




「Upload Dataset」内に、学習させる画像を一括で入れるようにしてください。(最低でも10枚以上が好ましいです)

学習させる画像サイズは、なるべく全て統一させた方がいいです。
(サイズが合っていない画像は後で切り抜かれるため)




「Preprocess images」で画像サイズを設定してください。

画像を学習させる場合は、「横512×縦512」か「横768×縦768」の設定がセオリーになっているので参考にしてください。




「Create flipped copies」にチェックを入れることで

アップロードした画像の左右反転も含めて学習させることが出来ます。

不要ならチェックを外しましょう。




「Update Dataset」ボタンをクリックすると、

先ほどの「Preprocess images」項目で設定した画像サイズに合わせて

全ての画像が切り抜かれて学習させる画像が確定します。




「Train base model」でCheckpointモデルを選択してください。




「Begin train」をクリックすると学習が始まります。

クリックしても何も反応がないのですが学習しています。

学習させる画像枚数・設定によって時間は異なります。(結構長いですよ)



全てのボタンが効かなくなる場合あります。

そうなった場合はページを再読み込みすることで解決できます。




学習が終わると下部に画像生成がされます。

「Generate preview」をクリックすると

再度画像生成した場合の結果をプレビューすることが出来ます。


作成したLoRAの導入方法


LoRAを導入する場合は

作成したLoRAが「trains」フォルダ内に入っているのでコピーしてから

「Lora」フォルダにペーストする必要があります。


「stable-diffusion-webui」→「outputs」をクリックしてください。




「train_tools」↓
「projects」↓
「(作成したLora名)」↓
「versions」↓
「v1」↓
「trains」の中にLoraファイルが入っているので、右クリックしてください。




「Copy」をクリックしてください。




「models」→「Lora」フォルダにペーストすることで、

作成したLoraを導入することができます。


作成したLoRAの使用方法


次の4つの手順でLoRAを使用することができます。

①花札アイコンをクリックする
②Loraを選択する
③「Refresh」をクリックして更新する
④Loraが表示されるのでクリックしてプロンプト内に追加する




「Generate」をクリックして、作成したLoRAで画像生成できるか確認してください。


まとめ


「sd-webui-train-tools」の使い方について解説しました。

・Stable Diffusion Web UIをダウングレードさせる必要がある
・「sd-webui-train-tools」の拡張機能は、簡単にLoRAを作成して使用することができる



LoRAを作成したい初心者の方は

別の方法でLoRAを作成するよりも

こちらの方が分かりやすくていいかなと思います。


是非参考にしてLoRAを作成してみてください。

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