手の呪文を知りたい!
手が崩れるので綺麗に生成する方法を教えて!
ほとんどの場合、手の指が綺麗に生成されることはありません。
ですが、手を綺麗に生成するためのプロンプトやネガティブプロンプト、LoRAやEmbeddingのモデルを使用することで何も入れないよりかは綺麗に生成させる確率を上げることが出来ます。
そこでこの記事では、手に関した呪文(プロンプト)やおすすめのLoRA、Embeddingモデルなどについて紹介します。
手の呪文(プロンプト)について
手の甲を上にして手を伸ばしているような画像生成をしたい人は「reach out」の呪文を入れることで可能になります。
reach out | 手を伸ばす |
手の甲を下側にして手を差し伸べるかのような感じで画像生成したい場合は、「forward hands」を使用するといいでしょう。
forward hands | 手を前に出す |
手を後ろで組んでいるような画像生成をしたい人は「arm behind back」を使用しましょう。
画像生成AIは手を綺麗に生成することが難しいので、隠すのには非常に良い呪文です。
arm behind back | 手を後ろに |
手を振っている様子や、バイバイしている画像生成をしたい場合は「waving」を入れましょう。
waving | 手を振る・バイバイする |
手をグーの形にさせたい場合は「clenched fist」「closed hands」「punch hands」の呪文を使用することで生成できます。
clenched fist | 手を強く握る・グー |
closed hands | 軽く手を握った感じになる |
punch hands |
ピースの形にしたい場合は「peace_sign」を使用しましょう。
peace_sign | ピース ・チョキ |
手をパーの形にしたい場合は「open hands」の呪文を入れましょう。
「forward hands」と似たような感じになりやすいです。
open hands | 手を広げる・パー |
gloves | 手袋 |
手を綺麗にするネガティブプロンプト
手をなるべく綺麗に生成させる方法として、以下の呪文をネガティブプロンプト内に入れてみるといいです。
分離してしまう手全体や、破綻している指の画像生成を省くような呪文内容を記載しています。
・bad fingers
・extra fingers
・fewer fingers
・missing fingers
・mutated finger
・broken finger
・fused finger
・split fingers
・bad hands
・extra hands
・broken hand
・split hands
・malformed hands
・bad anatomy
・extra digit
おそらく手に関する別の呪文とぶつかり合ってしまい逆に劣化してしまっていると思われます。
ですから、あまり入れすぎないようにした方がいいと思います。
手に関するおすすめのLoRAモデル
プロンプト内だけで手のポーズに関することを入れても、どうしても出来ないポーズなどがあります。
例えば、手でハート型に作ったポーズです。
LoRAモデルを使用することで、プロンプト内だけでは出来ないハート型に作った手のポーズが簡単に生成できるようになります。
ここでは手のポーズに関したおすすめのLoRAモデルについて紹介します。
口の場所でピースさせる
口の場所でピースサインをした画像生成をさせたい場合は「hand to own mouth」のLoRAを使用することで可能になります。
以下のCIVITAIのリンクからダウンロードすることが出来ます。
Google Colabを使っている人は、以下のコードをコピペすると使用することが出来ます。
・Google Colab用コード
#hand to own mouth
!wget https://civitai.com/api/download/models/33171 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/hand-to-own-mouth.safetensors
以下は画像生成した結果になります。
LoRAモデルの数値を「0.8〜1」で設定すると、良い感じに口の場所でピースサインしている画像生成をすることが出来るので参考にしてください。
手でハート型を作る
ハートハンドで画像生成させたい場合は「Heart Hands / Pose」のLoRAを使用しましょう。
使用する時にプロンプト内には「heart hands, own hands together」の呪文を入れて「Heart Hands / Pose」のLoRAモデルも入れるようにしてください。
・Google Colab用コード
#Heart Hands / Pose
!wget https://civitai.com/api/download/models/144301 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/heart-hands-pose.safetensors
LoRAモデルの数値は1だと全体のクオリティーが劣化する場合があるので、「0.8」くらいに設定することを推奨します。
お祈りさせる
お祈り、お願い、参拝させている手のポーズにしたい場合は、「Praying pose」を使用することで綺麗な指で生成することが出来ます。
・Google Colab用コード
#Praying pose
!wget https://civitai.com/api/download/models/148423 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/praying-pose.safetensors
プロンプト内に「closed eyes」を入れることで、お祈り・参拝している画像生成をさせることが出来ます。
銃を持つ
銃を持たせたり、銃を撃っているような画像生成をさせたい場合は「Better Guns | Locon/LyCoris」のLoRAモデルを使用することで可能です。
・Google Colab用コード
#Better Guns | Locon/LyCoris
!wget https://civitai.com/api/download/models/53545 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/Better-Guns.safetensors
銃を持たせてかっこいい感じの画像生成をさせたい人は使用してみてください。
ハンバーガーを食べる手の形
ハンバーガーを食べている手の形で画像生成をしたい人は「Huge Two-Handed Burger LoRA」を使用しましょう。
CivitAIのモデルURL内にある説明文には、プロンプト内に「two-handed burger , eating , holding a huge burger with both hands , close-up」を記載して入れるように推奨しています。
・Google Colab用コード
#Huge Two-Handed Burger LoRA
!wget https://civitai.com/api/download/models/34071 -O /content/stable-diffusion-webui/models/Lora/huge-two-handed-burger-lora.safetensors
LoRAの数値を「0.7〜0.9」くらいに設定すると手の指が良い結果になります。
食べた時の口元を可愛い感じで画像生成することが出来ます。
手を綺麗に生成できるEmbedding
「手の指が崩れる…」「手が何かおかしい…」「手を綺麗に生成したい」と思っている人におすすめのEmbeddingがあります。
Embeddingを使用することで、なるべく手を綺麗にして画像生成させる確率を上げることが出来ます。
ここでは手の指を綺麗に画像生成することが出来るEmbeddingを紹介します。
better hands 更好的手emb
手の指を綺麗に生成したい場合は「better hands 更好的手emb」を使用することで可能です。
・Google Colab用コード
#better hands 更好的手emb
!wget https://civitai.com/api/download/models/69507 -O /content/stable-diffusion-webui/embeddings/better-hands-emb.pt
以下は画像生成した結果になりますが、綺麗な5本指で生成することが出来るのでおすすめです。
特にプロンプト内に「waving」の呪文を入れることで綺麗に生成されやすいです。
Bad-Hands-5
先ほどの「better hands」と同様に「Bad-Hands-5」も手を綺麗に生成させることが出来ます。
・Google Colab用コード
#Bad-Hands-5
!wget https://civitai.com/api/download/models/125849 -O /content/stable-diffusion-webui/embeddings/bad-hands-5.pt
どちらも良い結果になりやすいのですが、モデルによっては画風が変わってしまう場合があります。
「better hands」と「Bad-Hands-5」の両方試してみて良い方を選択するといいでしょう。
Bad-Hands-5の詳しい使い方については以下の記事で解説しています。
negative_hand Negative Embedding
手の指を綺麗に生成できる3つ目のおすすめモデルは「negative_hand Negative Embedding」になります。
使用した場合はクレジット表記が必要なモデルです。
・Google Colab用コード
#negative_hand Negative Embedding
!wget https://civitai.com/api/download/models/60938 -O /content/stable-diffusion-webui/embeddings/negativehand-negative-embedding.pt
「negative_hand Negative Embedding」を使用して画像生成した結果が以下になります。
こちらも手の指を綺麗にして生成することが出来るので使用してみてください。
まとめ
手に関する呪文(プロンプト)やLoRAモデルなどについて紹介しました。
手を毎回崩さずに画像生成することは今のところ不可能です。
何も入れないよりかは
今回紹介した手に関するプロンプトやネガティブプロンプト、
LoRAやEmbeddingモデルなどを入れて使用することで
綺麗に生成する確率を上げることが出来るので参考にしてみてください。
手を修正したい場合はDepth Libraryを使うことで可能になります。
以下の記事では、Depth Libraryの使い方について解説しているので是非読んでみてください。