「括弧で囲まれている呪文って何の意味があるのかな?」
と疑問に思ったことはありませんか?
モデルを配布している「CIVITAI」のサイトなどで
他の方のプロンプト内容を参考にしていると
必ずと言っていいほど括弧で囲まれた呪文をよく見かけると思います。
括弧で囲まれている呪文は「強調構文」と呼ばれており
呪文の影響を強めることができます。
「呪文が思ったように反映されないな…」とか
「花の数が少ないので、もっと多く咲かせた感じにしたい」
といったような悩みを持ったことはありませんか?
そういった時に
括弧を使用した「強調構文」を使うことによって解決することが出来ます。
是非記事を参考にして「強調構文」を使用してみてください。
この記事では、「強調構文」の使い方について詳しく解説します。
括弧を使用した強調構文の意味と使い方
括弧を使用した「強調構文」は
呪文の影響度を強めてくれます。
例えば、花を多く咲かせている感じにしたい場合などに
括弧を使用した(flower)の呪文を入れることで
使用しない時よりも多くの花が咲いている画像生成をすることが出来ます。
以下の画像では、括弧を入れた場合の比較結果になります。
括弧の数が多いほど、花の数が少しずつ増えています。
以下の画像では、いちご畑の呪文である「starawberry farm」で括弧を入れた比較結果になります。
括弧が増えるほど、いちごの数を増やして画像生成することが出来ています。
このように、括弧を使用した「強調構文」は呪文の影響を強くするので
呪文がなかなか反映されない場合や
数を多く増やしたい場合などに使用するといいでしょう。
括弧は最大でも4つまでにした方がいいです。
5つ以上になると、全体のクオリティが劣化しやすいので推奨しません。
角括弧は呪文を弱める
括弧では呪文を強めましたが
逆に呪文を弱める場合は、角括弧を使用することで可能になります。
以下の画像では、いちご畑の呪文である「strawberry farm」で角括弧を入れた比較結果になります。
角括弧を多く入れるほど、いちごの数が減っている画像生成をすることが出来ています。
このように数を少し減らしたい時などに使用することで、よりイメージした画像生成をすることが出来ます。
数値を使用した強調構文
もう1つ呪文の影響を強める方法があります。
それは、呪文の後にコロンをつけてから数値を入力する方法です。
例えば、「(flower:1.4)」のような記載方法になります。
以下の画像では、flowerの呪文を使用して数値で呪文を強調した比較結果になります。
数値が大きくなるほど、花の数を増やして(花も大きくなっている)画像生成することが出来ています。
以下の画像では、いちご畑の呪文である「strawberry farm」で数値を入れて比較した結果です。
こちらも同様に、数値が大きくなるほどイチゴの数を増やすことが出来ています。
以下では括弧無しで数値のみを記載して画像生成した結果になります。
括弧を1つ入れて生成していた時よりも
「1.1」以上から花の増え方が分かりづらい結果になっています。
ですから、数値を入れる場合は、括弧を1つ加えて生成するようにした方がいいでしょう。
数値の強調構文によるおすすめ最大数値
数値で強調構文を使った最大数値ですが
プロンプトの場合は推奨値として最大「1.4」までにすると
良い画像生成結果が得られやすい傾向にあります。
以下の画像では、flowerの数値を「1.4」と「2」にして画像生成した結果になります。
右側の「2」の方では、全体的にザラついた感じになったり
背景が花でなくなったりとクオリティが劣化しています。
ですから、最大でも「1.4」の数値にすることを推奨します。
ネガティブプロンプトに良いおすすめの強調構文
ネガティブプロンプトに必須で設定した方が良い強調構文に
「(worst quality:1.4) , (low quality:1.4)」があります。
以下の画像では、「1.4」の数値を入れた場合の比較結果になります。
右側の「1.4」の数値を入れた「強調構文」の方が
全体的にクオリティが高くなっているのでおすすめです。
プロンプトの場合は最大「1.4」までが良いのですが
ネガティブプロンプトの方では、呪文やモデルによっては
最大「2」の数値にした方が良い結果になる場合があるので参考にしてみてください。
まとめ
以上で、括弧を使用した「強調構文」の意味や使い方について解説しました。
「強調構文」は使用することで
よりイメージに近い画像生成結果を得られやすくなるので
必ずと言って良いほど入れた方がいいです。
上記を参考にして是非画像生成してみてください。